「タイヤが石油製品でなくなる未来」
2015年09月05日 :
今日は少し秋らしく窓を開けてクルマを走らせると
とても気持ちの良い日でした。
また明日から天気が崩れるみたいですが、
はやく秋晴れの日が続くようになってほしいと思います。
「今日は少し社会科と化学のお勉強です。」
こんな書き出しだと誰も読んでくれないような気がしますが、
そんなお堅い話ではないので、暇つぶしに
読んでいただきたいと思います。
皆さんはタイヤって何でできていると思いますか?
「そりゃ、ゴムでしょ」
「正解です」
それ以外にもタイヤコード、ビードワイヤー、配合剤などを
材料としていますが、重量の約半分はゴムです。
でもゴムと言ってもいろいろあります。
コロンブスがアメリカ大陸を発見したとき、原住民の子供が
ゴムの木の樹液を丸めたボールで遊んでいたのを見たのが
ゴムの発見の起源とされています。(勉強になるでしょ!)
そのゴムは「天然ゴム」と呼ばれます。
それ以外に「合成ゴム」というものが存在します。
合成ゴムの原料は、石油から生産されるナフサで、
乗用車用タイヤでは、合成ゴムの方が、商用車用タイヤ
では天然ゴムの方が高い配合比率になっているようです。
その合成ゴムは石油からできているので、地球温暖化に
影響を与えています。
横浜ゴムはこの度、タイヤの原料の1つである
「イソプレンゴム」をバイオマス(生物資源)から合成することに
成功したという記事が載っていました。
(調べるとほ乳瓶の乳首がイソプレンゴムのようです。)
これによって石油への依存度を低減すると同時に
天然ゴムの代替原料としても期待されているようです。
しかし研究は成功したのに、実用化は2020年まで待たなくては
いけないようです。
タイヤガーデン浜松
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