「タイヤの摩耗」
2015年09月21日 :
整備日誌
本日、アクセラにお乗りのお客様がタイヤ交換でご来店
されました。
カーディーラーで「タイヤが変形しているので、気をつけて
ください」と言われたようで、「どうでしょうか?」
と心配されていました。
外したタイヤを拝見すると、リアタイヤは内減りが極端で
フロントタイヤは外内共、ひどい肩落ち摩耗が見られました。
おそらくフロントもリアもマイナスキャンバー気味で、
フロントだけはコーナリング時のキャンバー変化によって外側も
摩耗してしまったという結果だと思います。
最近のクルマは昔のクルマと違って、ゼロキャンバーもしくは
マイナスキャンバーのクルマが増えていると思います。
簡単に言うと「ハの字」をかいているので、タイヤの内側が
減りやすくなります。
ご注意いただきたいのが、おそらくタイヤの内側を覗くという
機会はそうそうないので、外側の溝があるので大丈夫と思っていると
内側が写真のような状態になっているクルマが多く見受けられる
ことです。
写真のくぼみがわかると思いますが、これはくぼみの上側に
「スチールベルト」が入っていてもう少し走るとこのくぼみから
スチールコードが出てきて、バーストの恐れが出てきます。
こうならないようにたまには「ローテーション」を実施して
タイヤを長持ちさせると同時に、タイヤの定期検診をするクセを
付けていただければと思います。
タイヤガーデン浜松
浜松市南区中田島町545
053(444)1752
http://www.tiregarden.co.jp