「ベンツA45 AMG タイヤ交換」
2021年07月20日 :
整備日誌
本日、ベンツAクラスの持ち込みタイヤ交換をさせていただきました。
タイヤは外車ユーザーさんの定番中の定番、ミシュランの「パイロットスポーツ4」
235/40R18でした。
このタイヤについて少し解説をしてみようと思います。
まず、「UTQG」から
「TREADWEAR 320 TRACTION AA TEMPERATURE A」と刻印されています。
耐摩耗性はそこそこあって、ウエット性能、タイヤの放熱性は最高レベルです。
あと、タイヤの構造ですか、トレッドはポリエステル1枚+スチールベルト2枚、
そしてオーバーレイヤーが「ポリアミド」1枚と書いてあります。
聞き慣れない「ポリアミド」ですが、「アミド結合 -CO-NH- により高重合体となっている
高分子化合物の総称」と解説にありましたが、
要するにお馴染みの「ナイロン」のことのようです。
昔は木綿の布を張り合わせていたのが、化学繊維の登場によってタイヤの強度も耐久性も
上がりました。
それぞれの化学繊維の特徴に関しては時を改めて解説したいと考えています。
このお車はAMG仕様で赤いブレーキキャリパーが付いていましたが、
このような色塗りのキャリパーはコツンとやると簡単に塗装が欠けてしまいます。
そんなミスをしない為に、タイヤの取付時にはキャリパーにタオルをかけ、
ボルトガイドを2本刺し、万が一でもキャリパーにホイールが当たらないようにして
取付をしています。
あと付いていたタイヤが2014年製だったので、ゴムバルブの交換もさせていただきました。
ゴムバルブもゴム製品なので、劣化でホイールと勘合している部分が切れて、エア漏れを
起こすことが多々あります。
走行中にエア漏れを起こすとまず気づかずに、気づいた時はタイヤがご臨終ということが
多いので、出来ればタイヤ交換の際には
「バルブ交換もご一緒に!!」
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