「タイヤフィッター研修会 その1 解答」
2020年06月07日 :
いかがでしたでしょうか?
「楽勝だったよ!」「何のことかわからない?」「問題の出し方が悪い(*´з`)」
など色々なご意見がおありかと思います。
それでは回答していきたいと思います。
問題1 タイヤの接地面積は「ハガキ1枚分 (約150㎠) 」と言われるが、
空気圧の変化につれて面積も変化し、接地面のブロック形状も大きく変わる。
この問題は結構。知っていらっしゃる方も多いかと思います。でもこのハガキ4枚分に
命を預けていると考えると、タイヤの大事さがわかりますね。
問題2 雨の日の性能はその水量によって、タイヤの機能も変化する。一般的には
雨水の水深が2~3ミリまでを「ウエット性能」と言い、
10ミリを超えるような土砂降りの状態の「ハイドロ性能」と分けて評価する。
問題3 「ウエット性能」は主に、タイヤのコンパウンドの性能やパターンで
決まるが 「ハイドロ性能」はほぼトレッドのパターンで決まる。
ヨコハマのタイヤといえば深田恭子さんのCMでお馴染みの「ウエットa」がウリですが
ウエット性能の高いタイヤは「深い排水溝が刻まれているか (ADVAN Sportなど)、と
排水性の高いワンウェイのパターンを採用しているか (ADVAN FLEVA)など」などで
見分けることができます。
問題4 ウエット時の空気圧の減少は、タイヤの面にかかる圧力が分散されてしまうため
各ブロックが十分に接地せず、各ブロックの「接地圧」が落ちてしまう。
タイヤの残り溝も大切ですが、お出かけ前の空気圧点検も大切だということですね。
問題5 「ハイドロ性能」も空気圧の減少により、水がタイヤから排出される距離 が長くなり、その結果、水膜の影響を受けて「ハイドロプレーニング現象」 が発生しやすくなる。
問題6 一般的に「タイヤの残溝が1ミリ減少すると、ハイドロプレーニング現象の発生
スピードが「3.75km/h」下がると言われており、残溝1.6ミリでは 「約85km/h」
で発生する。
問題7 タイヤの溝の深さと制動距離の関係を見ると、残溝「4ミリ」までは
制動距離に差は出ないが、 「2ミリ」前後から急激に悪化する。
問題5の答えが問題6に出てきて問題としては失格ですね\(◎o◎)/!
自動車免許を取るときに教習所の座学で習いましたね「ハイドロプレーニング現象」
タイヤの残溝が1.6ミリないと車検が通らないのは、85km/hでハイドロプレーニングが
起きてしまうからなんですね。
85km/hといえば、一般道でも出てしまうスピード(私は出しませんが・・・)なので
梅雨のこの季節、愛車のタイヤの残溝及び空気圧の点検をしてみてはいかがでしょうか?
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