「ピット&タイヤラック床塗装」
2023年05月03日 :
整備日誌

皆さんが「浜松まつり」で楽しんでいらっしゃる最中、私は
緊急の法人対応とこの時にしかできない作業の為に毎年、
出勤しています。
今年は一念発起して、ピットとタイヤラックの床の塗り替えに挑戦しました。
以前は2年に1回くらいのペースでやっていたのですが・・・・・・
ブログで調べると前回ピット塗装をしたのが、2014年でなんと9年も
ピット床を放置していました。
その時の「エポワン」という2液式の1回塗りでOKの塗料が丸々
残っていましたので、それを使いました。
9年前の前回の施工時は、塗料を購入させていただいた塗料会社さまより
2人も援軍を頂き、2時間ぐらいで作業が終了しました。
今回は1人の作業であるということと、9年前の塗料ということで使えるかどうか
が心配でした。

前回同様、前日、前々日より既設塗料の目粗しをダイヤモンドカッターで行い、
塗料の粉で灰人になりそうでした。
そして本日、本番の日を迎えました。
まず、「マジソル」という脱脂洗浄剤を床に撒き、フロアポリッシャーで床を
洗浄します。
残った塗料の粉と表面の塗料が溶けて、どろどろの液体になります。
それを回収して、水拭きをして、下準備完了です。
塗料がかかってはいけないところは、養生テープを貼り、準備万端で
いざ、塗料缶オープン!!
と思ったら、缶切りが無く、100均に買い出しに行きました。
何故、缶切りが必要かというと今回の「エポワン」という塗料は2液式で
(先程も書きました)、重量の混合比を間違えると、上手く硬化しませんし、
攪拌がしっかりできていないと、これまた上手く硬化しません。

そこで今回は事前に「塗料攪拌棒」を購入しました。1,000円程度と結構
安く購入できました。
話が迂回しましたが、主剤の塗料缶を缶切りで開けると、18ℓ缶の半分ぐらいしか
塗料が入っていません。(13.3kg)
そこに硬化剤(2.7kg)を加えると、なんとちょうど攪拌棒で塗料を攪拌しても
塗料が飛び散らないくらいの容量になります。
ちゃんと考えられているんですね!

ここで、何とか塗料が使えそうなことが判明し、ホッと胸をなでおろしました。

まず、タイヤラックがメインだったので(塗料が色あせてぼろぼろでした)、まず
タイヤラックのほんの前面だけ塗りました。
どうせタイヤで隠れてしまうので、頑張るのは止めました。
さっさとタイヤラック床の塗装を終え、次は18㎡のピット床です。
ピット床もほとんど見えないところは、おそらく塗料が足りなくなると考え割愛しました。
いざ塗り始めると、快調に作業は進みました。 最初のうちは・・・・!!
実は2液式の塗料には「可使時間(ポットライフ)」というものが存在します。
主剤と硬化剤を混ぜてから使用できる最長の時間なのですが、
この塗料の仕様書を見ると、
気温25℃での可使時間は20分!!なんです。
ピット塗装の後半になるとローラー刷毛がネチャつき始めました。
その時は上の意味は解らなかったのですが、とにかく「良くない」ことはなんとなく
わかったので、スピードアップ!
ギリもギリでなんとか予定の範囲を塗り終わりました。
ただ、いまこのブログを書いている時間では、「歩行開始時間」の16時間後にちゃんと
硬化して歩行できる状態になっているかはわかりません。
素人がプロの仕事をやろうとすると、何かしらのトラブルに出くわします。
やはり「餅は餅屋」に任せた方がかたいとは思いますが、当店は年中無休なので
それができません。
本日も電話が何本も鳴っていましたが、理由を説明してもご納得はいただけない
かもしれないので、電話スルーさせて頂きました。
申し訳ありません。
まだ、やることが山積みです。5/6からは全開で本業、頑張ります!!
タイヤガーデン浜松
浜松市南区中田島町545
053(444)1752
ホームページ
http://www.tiregarden.co.jp
フェイスブックページページ
https://www.facebook.com/tiregardenhamamatsu/